照間集落では、150年〜200年前にビーグ栽培が始まったといわれてます。
元々ビーグ栽培は、うるま市与那城集落で行われ、収穫されたビーグを乾燥させるのに適した「照間浜」で天日干ししていました。
当時の照間浜は野球ができるほど広く、夏は強い日差しで温められ、裸足で歩くことができないくらい、熱かったようです。
そのため、収穫されたビーグを乾燥されるのに適した条件を備えている照間集落に南風原集落から生産地を移し、
そこでビーグの栽培を始めるようになりました。照間集落の田んぼは農薬を使っていません。
そのため、田んぼやため池には小動物が生息しており、サギ科等の鳥はそのエサを求めてやってきます。

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ビーグは10月〜11月に苗を植え付けます。ビーグの田んぼに浮いている草が多くなると、そのつど、カマなどの道具を使って草取りをします。ビーグを傷つけると成長が止まってしまう恐れがあるため、田んぼに入るのは必要最小限にします。

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大事に育てたビーグを6月〜7月に刈り取りします。

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収穫したビーグは乾燥機で乾燥させます。天日干しでは5〜7日かかるところを、乾燥機を使用すると約12時間でしあがります。乾燥機では一度にムスル100枚分を乾燥させることができます。

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ビーグの品質は、特級、1級、2級、3級に分かれます。
その選別には選抜機を使い、ビーグの長さに応じて分けています。より分けたビーグでムスルを織ります。ビーグの長さによって使用する機械も変わります。現在は全て機械の折機を使って織りますが、昔は足踏み式の折機が使われていました。それは、アカヤーマーやキーヤーマーと呼ばれています。

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照間のビーグは沖縄県最大の生産量があり、品質も高く評価されています。しかし、生産者の高齢化や後継者不足が進み、とても厳しい状況です。さらに田んぼが宅地化されつつあり、生産の面積も減少しています。